不眠症の原因は家が寒いから?不眠症対策として室温管理が効果的な理由。
- 佐々木巫女
- 2018年10月21日
- 読了時間: 2分
1日8時間眠るとすると、 私たちは人生80年のうち27年を眠って過ごします 寝ている時間もれっきとした人生の一部 スッと眠りに落ちたあとは、 カーテンから差し込む爽やかな朝の光、 一日の始まりを告げるフレッシュな空気、 朝の気持ちよさを感じて、スッキリと目覚めたいものです
突然ですが、みなさまは、快眠できていますか? 快眠とは、寝つきが良く、朝スパッと起きられ、そして前日の心身の疲れがしっかりと回復できる睡眠を指します。快眠の反対は不眠です。
残念なことに、日本の成人3人のうち1人に、「寝つきが悪い」「睡眠中に目が覚める」などの不眠症状に悩んでいるという調査結果があります。(※1)
不眠の問題は「眠れない」という夜間の苦痛だけではなく、日中の眠気増加や、体のだるさ、集中力低下など、体と心に多くの悪影響を及ぼします。
実は、寝室の温度が20~23℃と安定したウェルネストホーム家に住んだら、よく眠れるようになったという声を多く耳にします。
住宅のプロフェッショナルとしては、高性能住宅の特徴として快眠が挙げられることは驚くことではないのですが、一般の方からすると意外なようです。
私たち人間の体温は一日を通して一定のバイオリズムで変動しています。このバイオリズムは「サーカディアンリズム」と呼ばれ、睡眠と密接に関係していると考えられています。
サーカディアンリズムの特徴として、日中の活動時には内臓などの体の中の温度(深部温度)を上昇させて活動を促すことが挙げられます。そして、就寝時には深部温度を下げて内臓を休めています。
寝る前になると深部温度を下げるため、手や足などの皮膚表面に張り巡らされている毛細血管を広げて血流を促し、皮膚表面温度を上げて放熱量を拡大させています。
この睡眠時の深部温度低下は起床するまで続きます。就寝時の放熱量が多いほどに眠りにつくまでにかかる時間が短く、良質な睡眠が得られやすくなります。
深部体温が下がりきらないと、臓器が十分に休むことが出来ないため、深い睡眠ができなかったり、睡眠が浅くて途中で目覚めてしまったりします。
冷え性の人が眠りにくいのは、手足などの末端四肢の血流が滞っており、熱放射がうまくいかず、深部体温が下がらないことが大きく影響しています。(※2) そのため、寒い家にお住まいの方は良質な睡眠を上手くとることが出来ず、睡眠障害で悩むことが多くなる傾向にあります。
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