運動療法
- 佐々木巫女
- 2018年10月21日
- 読了時間: 1分
運動療法には、(1)ひざを支える太ももの筋肉を強める(2)血液や関節液の循環を促して関節の軟骨を若々しく保つ(3)痛みを引き起こす炎症物質の排出を促す--など、主に3つの働きで、ひざ痛を根本から改善させる働きがあるといいます。
「現在、ひざ痛に悩む人は、潜在患者も含め2800万人以上と推測されています。このうち手術に及ぶケースは0・3%弱の8万人。つまり、残りの99%以上は、保存療法で対処でき、この人たちが運動療法に積極的に取り組めば、ひざ痛は必ずといっていいほど改善します」
40年以上ひざ痛の運動療法を研究してきた黒澤氏がすすめるひざ痛の改善法は、「足裏すべり」。イスに座って足裏を床につけたままゆっくり前後にすべらすだけで、ジンジンズキズキと感じるひざの炎症痛や腫れを軽減できるといいます。
そして、足裏すべりを毎日続けて痛みが引いてきたら、太ももを強化する簡単な運動も行い、ひざ痛の根治をめざします。こうした取り組みで、予定していた手術を回避できた患者さんが大勢いるそうです。
そんな黒澤氏が、日本のひざ痛治療に警鐘を鳴らす新刊『こんな医者があなたのひざを破壊する! 99%のひざ痛は自分で治せる!』(わかさ出版)が最近、発売されました。
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